桜餅は関西では道明寺、関東では長命寺!葉は食べてもいいの?

出典 http://www.irasutoya.com/2014/03/blog-post_1643.html
美しい四季を持つ日本の気候。
季節ごとに様々な旬の食材が楽しめるのも魅力の一つですね♪
四季ごとに代表的なスイーツが存在するのも、日本独特の文化じゃないでしょうか?
今回取り上げるのは、桃の節句に食べられる『桜餅』です。
見た目もピンクで春らしく、桜の葉の香がまたいいですよね~(^^)
ところで、桜餅といえば関西と関東で種類が違うってご存知でしたか!?
実は私、この事実を知ったのは結構最近だったんです☆
今回は関西と関東の桜餅の違いや、あの葉っぱは食べていいものなのか?など桜餅についての豆知識をお話したいと思います。
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桜餅は関西では道明寺・関東では長命寺

出典 http://www.irasutoya.com/2014/03/blog-post_1151.html
関東生まれ・関東育ちの私には、桜餅といえばあのクレープ状の素材で包まれた「長命寺」のイメージです。
というか、関東では「桜餅」として通っているので「長命寺」という名前自体知りませんでした^^;
道明寺も長命寺も「寺」が付くのですが、その意味についてお話しますね。
【道明寺】
一見、お寺の名前のようですが、実は「道明寺粉」を使って作っているからこの名がついたそうです。
道明寺は戦国時代から伝わる食材で、糒(ほしいい)のことを指します。
道明寺というお寺で神様にお供えしたもち米を使って、この糒を作っていたんですね。
そこからこの糒が「道明寺」と呼ばれ、道明寺を砕いた粉を「道明寺粉」と呼ぶようになったそうです。
京料理にも使われる道明寺粉ですが、とても高価なため、もち米を代用することも多いのだとか。
【長命寺】
1717年に長命寺というお寺の門前で売り出された桜餅が起源と言われています。
当時、門番をしていた山本新六という人が、隅田川の土手の桜の落ち葉があまりにも多く、何かに活用でかきないか?と考えた末に塩漬けにすることを思い付いたんだとか。
そして、餡を薄皮に包んだお菓子に巻いて売り出したところ、これが江戸っ子に大ウケ!
「長命寺」や「長命寺餅」と呼ばれ、親しまれるようになったんだとか。
山本さんの思いつきがなかったら、長命寺は生まれていなかったんですね(^^)
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桜餅の葉っぱは食べてもいいの?

出典 http://www.irasutoya.com/2015/03/blog-post_382.html
桜餅はあの塩漬けにされた葉っぱがあるからこそ、いい香りがするんですよね♪
ところで、みなさんはあの葉っぱ、残してますか?食べてますか?
私は子供の頃は残していました^^;
茎の繊維が残ってイヤだったので、はがしてお餅だけいただいておりました。
でも、大人になってからは、葉っぱとお餅を一緒に食べた方が、いい風味なんじゃ?と思い、食べるようになりました。
葉っぱに関しては、食べる方の好みでいいようですよ!
美味しくない!と思う方は、残して構いません。
昔に比べたら、茎の繊維が柔らかい葉っぱを使っていることが多いように感じるので、食べる方のために配慮されたいるのかもしれませんね。
道明寺と長命寺カロリーが高いのは?

出典 http://www.irasutoya.com/2012/02/blog-post_6416.html
ちょっと桜餅についての豆知識をご紹介します。
道明寺と長命寺、どちらも美味しいのですが、素材が違うということは、当然カロリーも変わってきます。
どちらがカロリーが高いのか、ご存知でしたか?
1個あたり100グラムの桜餅として換算した結果
・道明寺・・・200キロカロリー
・長命寺・・・238キロカロリー
見た目、道明寺の方がボリュームがありそうですが、カロリーでいうと長命寺の方が若干高いんですね☆
もちろん、洋菓子に比べると長命寺でもカロリーは低めです。
今回のまとめ

出典 http://www.irasutoya.com/2013/02/blog-post_7445.html
道明寺と長命寺、みなさんはご存知でしたか?
私は道明寺って、全然別のお菓子だと思い込んでいたので、ちょっと目からウロコでした^^;
でも、どちらも美味しいお菓子ですよね!
関西では長命寺って、珍しいと聞きますが不人気なんでしょうか?
近年、関東では長命寺と道明寺が一緒のパックに入って「食べ比べ」状態で売られていたりします(^^)
どちらも食べたい!という欲張りな江戸っ子精神の表れかもしれません。
「桜餅といえば、長命寺!」と思っていた私も、今はどちらも大好きになってしまいました。
みなさんも、今年は両方を食べ比べてみてくださいね♪
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