お役立ちの杜

女性に役立つ情報をお届けします♪

がん検診のPET検査とは?診断方法や費用について

   

がん細胞

出典 http://www.irasutoya.com/2015/06/blog-post_769.html

PET(ペット)検査をご存知でしょうか?

がんを検査する方法の一つなのですが、私の知人が最近このPET検査を受けました。

検査時間は多少掛ってしまうのですが、体への負担が少ない上に全身のどこにがん細胞があるのか、一気にチェックすることができるんだそうです!

それってすごく画期的な検査方法じゃないですか!?

気になったので、診断方法や検査費用について詳しく伺ってみました♪
 
 

スポンサーリンク


 

がん検診のPET検査とは?

点滴

出典 http://www.irasutoya.com/2015/07/blog-post_18.html

PET検査と聞くと、ペット?動物?と思ってしまいそうですが、ポジトロン・エミッション・トモグラフィー(Positron Emission Tomography)の略語なんだそうです。

日本語で言うと「陽電子放射断層撮影」というのだそうです。

なにやら難しい名称ですが、このPET検査では特殊な検査薬を点滴して、がん細胞に目印をつけるシステムなんだそうです。

しかも、がんは通常ある程度進行して大きくならないと発見しにくいそうですが、このPET検査では早期発見が可能なんだとか!

ということは、完治できる可能性が高い!ということですよねっ!

がん細胞というのは、正常な細胞に比べると3~8倍ものブドウ糖を取り込むという性質があるんだそうです。

ですから、ブドウ糖のような成分を点滴で体内に入れれば、自然とがん細胞に集まっていくというわけです。

この画期的なPET検査は、全国の専門施設で受診が可能なんだそうです。
 
 

PET検査の流れは?

MRI

出典 http://www.irasutoya.com/2013/01/mri.html

一般的なPET検査の流れをご紹介します。

私の知人もこの手順で検査を受けました。

・専門施設に検査の予約を入れる

・郵送される問診票に記入し、検査前日までに返送する。

・事前の検査キットで検体を採取する。(検便と喀痰)

・検査当日は検査の5時間前から絶食する。(水やお茶はOK)

・FDG(ブドウ糖に似た薬剤)を点滴、もしくは注射します。(約5分間)

・FDGが全身に行きわたるまで安静に過ごします。(1時間程度)

・台に仰向けになり、ドーナツ状のスキャナーを通過しながらPET撮影。(約30分)

・PET検査以外にもMRIやエコー、採血などの検査をすることがあります(コースに入っていることが多い)
 
 
以上で検査終了となります。

検査結果は後日郵送で届きます。

この流れで知人は大体、半日がかりだったそうです。

でも、特に痛いことも大変なこともなく、検査自体はラクだったと言っていました。

検査結果も問題なかったので、一安心でしたね(^^)
 
 

スポンサーリンク


 

PET検査の費用はいくら?

お金

出典 http://www.irasutoya.com/2014/08/blog-post_73.html

画期的なPET検査ですが、気になるその費用は…。

おおよそ一人一回、10万円前後というのが相場のようです!

現在は施設ごとに費用を設定できる「自由診療」とのことですが、健康保険が適用する場合は3割負担だそうです。

一緒にCTやMRIの検査をすると、更に高額になってしまいますが、検査の精度はもちろん上がります。

考えてみれば、マンモグラフィのように痛い思いをして検査をしても、100%乳がんを発見できるわけではありません。

そう思えばこの金額で全身の、しかも早期の状態のがん細胞を発見できるのだったら、その後の治療費を考えても案外安上がりなのかもしれませんね。

もし、がん家系で心配だという方は、検討されるのもいいかと思います。
 
 

PET検査のデメリット

マンモ

出典 http://www.irasutoya.com/2015/03/blog-post_392.html

検査に痛みも無く、簡単に早期のがん細胞を発見できると言われるPET検査。

ものすごく画期的とは思いますが、全くデメリットが無いわけではありません。

このPET検査をもってしても、発見できないケースがあるんだそうです。
 
 
・糖を必要としないがん細胞は発見できない。

・胃や食堂などの消化器官粘膜に発生するごく早期のがん。

・小さながん細胞が散らばっている場合。

・炎症を起こしている部位があると、判定ができない。

・FDGが元々集まりやすい臓器。(脳・心臓・肝臓など)

・肝細胞がん、胆道がん、白血病にはPET検査は有用性が低い。

・糖尿病の人は筋肉にFDGが集まりやすいので、精度が落ちる。

・妊娠中の人は検査できない。
 
 
知人も言っていましたが、普段から活発に動いているところは、がん細胞と同じく光ってみえるんだそうです。

脳や心臓が光るのもそのためだとか。

とすると、脳や心臓にがん細胞があっても、判定が難しいということですね。

より正確な結果を出すために、PET-CTという検査を併用される方も多いようです。

どこまで検査するかは自分次第ということですね。
 
 

今回のまとめ

検査

出典 http://www.irasutoya.com/2013/02/blog-post_5803.html

最近、芸能人や有名人の方ががんで亡くなったり、闘病していることを明かしたりしているので、がん検診に対する意識が高まっている気がします。

私も叔父を大腸がんで、従姉妹を胃ガンで亡くしています。

大掛かりな検診となると、なかなか行く気がしないのですが、PET検査の内容なら敷居が低く感じられます。

問題は検査費用ですが…^^;

もう少しお安くなってくれると正直ありがたいですね!

がんは本人も大変ですが、家族もとても苦労します。

がん家系の方だけでも、検査費用に割引とかあると嬉しいですよね(^^)

今後に期待したいです!
 
 

スポンサーリンク


 

 - 健康・病気