家族葬とはお香典や弔電を辞退するのがマナーなのでしょうか?

出典 http://www.irasutoya.com/2013/03/blog-post_9162.html
家族葬が最近流行っているそうです。
実は先日、我が家のお向かいさんのおじいさんが亡くなりました。
92歳で老衰という大往生でしたが、生前学校教師をされていたこともあり、人づきあいが幅広い方でした。
てっきり大掛かりなお葬式をするのだろうと思っていたら、なんと「家族葬をします」とのご連絡が。
お向かいさんだけに、お付き合いも多かった我が家としては、対応に迷ってしまいました^^;
お香典も弔電もナシでいいものなのでしょうか?
今回は家族葬についての正式なナマーについてお話したいと思います。
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家族葬とはどんな葬儀なの?

出典 http://www.irasutoya.com/2013/03/blog-post_3165.html
家族葬とは「身内葬」とも言います。
その名の通り、故人の家族や近親者のみでお葬式を行うことを言います。
よく「密葬」と一緒に考えられますが、密葬は別に本葬が行われることが多いようです。
家族葬の場合は一度で全てが完結するので、本葬は行いません。
家族葬が流行し出したのは平成に入ってからと言われています。
一説には高齢化に伴って参列者も高齢化し、葬儀に参列するのが難しくなったことが要因のようです。
また、以前はお葬式は大々的に…という考え方が主流でしたが、最近では身内だけで静かに故人を偲び送りたい…という考え方が定着してきたようです。
身内が一人亡くなると精神的にも大変辛いのに、弔問客の対応や葬儀の準備に追われてしまうのでは、遺族の負担は大きいです。
故人をよく知る身内だけで、静かにご冥福を祈るというのも、いいものかもしれませんね。
基本的に親族は3等身以内(配偶者・父母・祖母・曾祖父・兄弟・子・孫)と言われていますが、家族同然にお付き合いされていた方が参列される場合もあります。
明確な規則は無いので、故人や遺族の考えによって変わってきます。
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家族葬ではお香典や弔電は辞退する?

出典 http://www.irasutoya.com/2016/01/blog-post_51.html
訃報に接していながら、お香典も弔電も出さないのでは礼を欠くのではないか?
自分の時はお香典をいただいている。
そういった場合は非常に迷うところですよね^^;
でも、家族葬の基本マナーでは「お香典も弔電も控える」ことが礼儀です。
そもそも敢えて家族葬を選んだのは、そういった気遣いを遠慮したいからだと思うんです。
お香典をお渡ししたら、先方もお返しをしないわけにはいきません。
こちらは気が済んでも、先方に手間を掛けさせてしまうことにもなりかねません。
何もしなかったからと言って、失礼には当たりませんからご安心を。
「うちは家族葬にはしないから」という事情があっても、それはそれ、各家庭の考え方になります。
要は自分がどう思うかよりも、相手の気持ちを考えて行動されてくださいね。
「それでも、どうしても!」と思う方は、その意志を遺族に伝えて、あとは先方の判断にお任せしましょう。
今回のまとめ

出典 http://www.irasutoya.com/2013/03/blog-post_1666.html
今回のお向かいさんの件で迷ってしまったのは、葬儀の通知をいただいてしまったというのもあります。
お通夜と告別式の日程を伺ってしまったのに、スルーしていいものだろうか?
通知の最後に「家族葬で行います」と書かれていたので、我が家では何もしないことに決めました。
できれば「お香典は辞退したい」と書かれてあればよかったんですけど^^;
それでも、このままお別れというのは忍びないので、病院からご遺体が戻られた時にご自宅に挨拶に伺って、おじいさんに最期のお別れをしました。
親族以外は葬儀の時はお顔を見られないことが多いですから、かえってきちんとお別れできたように思います。
気持ちの上できちんとお別れができれば、葬儀の形にこだわる必要はないのかな…と思いましたね。
家族葬、これから増えそうなきがします!
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