菖蒲湯の意味や由来、効果について!作り方もご紹介します

出典 http://www.irasutoya.com/2014/04/blog-post_4957.html
端午の節句である5月5日は、子供の日ですね!
鯉のぼりや、柏餅にちまき、兜…色々なものが思い浮かびますが、忘れちゃいけないのが菖蒲湯です。
これは男の子がいないご家庭でも、厄払いのために入るご家庭もあると思います。
最近はそんなにメジャーじゃないのでしょうか?
冬至のゆず湯に比べたら、あまり有名ではない気がします。
確かに菖蒲は気軽に手に入るようなものではありませんしね。
でも、菖蒲湯の由来や意味を知ったら「今年からは入ってみようかな…」と思うかもしれませんよ(^^)
というわけで、今回は菖蒲湯についてのあれこれをご紹介したいと思います。
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菖蒲湯の意味と由来

出典 http://www.irasutoya.com/2014/04/blog-post_4787.html
菖蒲湯はちまきと同じく、中国から伝来してきた風習なんだそうです。
中国では端午の節句に菖蒲を厄除けとして古くから愛用してきたんですね。
無病息災や厄除けを願って、菖蒲を軒に吊るしたり枕の下に敷いて寝て、邪気を祓っていたんだそうです。
また菖蒲酒を作って5月5日に飲む習慣もあるだとか。
もちろん菖蒲湯も漢方の湯治療法として入るそうです。
菖蒲は薬草として扱われて来たんですね。
日本に伝来したのは約1300年前の奈良時代の頃と言われています。
最初は宮廷だけの風習でしたが、鎌倉時代になると庶民の間でも親しまれる習慣になったそうですよ(^^)
菖蒲湯に入るというのは、江戸時代くらいから始まったようです。
端午の節句以外にも、武士が戦へ出陣の前に「武運長久」を願い、菖蒲湯に入ったと言われています。
菖蒲=勝負(尚武)ということなんでしょうね!
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菖蒲湯の効果とは?

出典 http://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_5.html
菖蒲は薬草である…と先ほどもお伝えしましたが、色々な薬効があるんだそうです。
・血行促進
・腰痛
・神経痛
・冷え性
・筋肉痛
・リュウマチ
・肩凝り
・保湿効果
菖蒲の葉には独特の芳香があり、リラックス効果も得られるそうです。
実は葉っぱの部分よりも根っこに近い根茎の部分にエッセンシャルオイルが多く含まれています。
ここからよい香りがするんですね♪
売られている菖蒲は葉っぱの部分ですが、もし入手可能であれば根もくっついた菖蒲の方がより効果があるんですよ。
それか漢方薬のお店で「菖蒲根」というものを入手してみてください。
刻んで一握り分くらいを布袋に入れて、お湯に入れて煮出してください。
そして煮汁ごと全部お風呂に入れればOKです(^^)
菖蒲は端午の節句が近くなると、スーパーやお花屋さんで売り出します。
でもあまり大量に売っていることはないので、早めにゲットしてくださいね!
どうしても入手したい方は、お店の方にいつ頃入荷するか、早めに聞いておくのもいいと思いますよ。
菖蒲湯の作り方

出典 http://www.irasutoya.com/2013/04/blog-post_1082.html
菖蒲根を使う場合の作り方は先ほど書きましたが、菖蒲の葉を使う場合の菖蒲湯の作り方をご紹介しますね。
「お風呂に勝負の葉を入れればいいんでしょ?」
と言われてしまいそうですが、香りをより楽しむ作り方があります。
お風呂が湯沸しタイプの場合は水のうちから菖蒲を入れておきます。
温度が高めの方が香りが立ちますので、一度高めに沸かしてからお好みの温度にして入りましょう。
お風呂が給湯式のタイプでしたら、浴槽が空っぽの状態で菖蒲をいれてしまいます。
そして温度を高めに設定して給湯して、入る時にお好みの温度に調節してください。
お風呂に入れる菖蒲は10本くらいが目安です。
根本の方をゴムで束ねて入れましょうね。
「葉っぱが湯船に浮いているのはちょっと…」
と思われる方は、菖蒲の葉を刻んで布袋に入れて湯船に入れてもOK!
小さいお子さんだと、菖蒲の葉を口に入れたりしちゃうかもしれませんからね^^;
今回のまとめ

出典 http://www.irasutoya.com/2015/05/blog-post_56.html
古くからの風習には、様々な意味が込められているんですね。
現在は体調が悪くなるとすぐに病院だ、薬だ、となってしまいますが、昔の人は薬草を使って無病息災を願っていたんですね~。
長く続いてきたということは、やはり何か効果があるんだと思いますよ!
我が家はこういった風習を踏襲するのが大好きな一家なので、もちろん菖蒲湯も入ります♪
年に一回のことですから、ちょっと楽しみにしています(^^)
菖蒲湯に入ったことが無いという方も、今年は入られてみてはいかがでしょうか?
厄払いができるかもしれませんよ♪
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